倉庫の従来からの問題と新しい問題とは何か?


通販の普及による倉庫問題とは?

ネット通販の普及によってこれまでにはなかった問題が起こりました。それが倉庫問題です。ネット通販が登場するまでは倉庫といえば、主に企業間物流のために使われていて、その場合は少品種・大量ロットでした。そのため、倉庫では比較的業務が容易だったのです。しかしながら、ネット販売が普及化したことで、少品種・少ロットの商品が非常に多くなりました。実際にネットでは食用、書籍、衣類などありとあらゆるものが購入することができます。消費者にとってこのことはうれしいことですが、それによって倉庫での業務量が爆発的に増加し、さらに業務内容がより複雑になりました。その結果、出荷ミス、欠品、過剰発注をはじめとするトラブルが多くなったのです。これが倉庫問題です。

新たな倉庫問題も出てきている

倉庫問題は現在新たなフェーズに突入しています。これまでは商品の入荷、出荷、管理をいかに正確かつ効率的に行うかが主な問題でしたが、近年は返品対応も倉庫における大きな問題になりつつあるのです。もちろん、それまでも返品対応も倉庫業務の1つでしたが、最近は購入して気に入らなかった場合は指定期間内であれば返品可能としている通販業者が登場し始めたのです。特に、衣料品関係が多いです。服のサイズが合わなかったり、デザインがサイト上で見たものと実際のものとで違いがあったりして返品受付する業者が出てきたのです。そうすると返却によってそれに対応しなければならず、業務量がさらに増えました。

物流とは、単に品物を届ける業務ではありません。商品を調達し保管を経て輸送する、という一連の流れがあります。消費者の元に、少しでも早く届けるための大事な任務なのです。

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